ジムには行った方がいい。でも、オススメできない人もいる。
体作り＝ジム。多くの人がそう認識しているが、ジムに行かなければ体作りはできないのか？結論から言おう。体を効率的に変えたいなら、行ったほうがベター。ただ、行かないとからづくりができないわけでは決してない。そして、人によってはお勧めしないこともある。メリットとデメリットを認識して、自分にあった方法を選ぶのが良い。
ジムに行くメリット
その１：鍛えたい部位を狙って効率的に鍛えられる
ジムには鍛えたい部位ごとに専用のマシンが用意されているので、トレーニングに無駄がなく効率的！パパトレーニーが特にジムの恩恵を感じるのが「背中」。格好いいカラダのためにマストで鍛る部位だけど、自宅では中々鍛えられない！引っ張る系の種目はマシンが大掛かりになるので宅トレ環境を揃えようと思ってもけっこう大変。簡易なジムでも主要な部位を鍛えるマシンは大体揃っているので、記載されている「使い方」に沿って使えば、「自宅でYouTube見ながらエクササイズしてるけど、どこ鍛えてるんだけ？」なんてことにはならない。
その２：自重ではかけられない高い負荷がかけられる！
「過負荷の原則」という言葉を聞いたことがあるだろうか。これは、体に一定以上の負荷をかけることで体は機能向上・大きくなるという原理のこと。つまり、例えば「自重」など、いつも同じ負荷（≒重さ）だとどこかで成長が止まってしまうのだ。もちろん自重でも筋肉の成長を促し続けるともできるが、かなりの技術と追い込めるメンタルが必要なので、初心者にはお勧めしない。ここまでの話は、マッッチョになりたい人だけに関係するものではない。効果的にダイエットをするために、まず筋肉量を増やして基礎代謝をあげることが定石だが、そんなダイエッターにとっても重要な考え方。YouTube見ながらハンドクラップ踊っているだけでは痩せないのである・・・。
その３：トレーナーにフォームをチェックしてもらえる！
効果的かつ安全にトレーニングするためにフォームは超重要！残念ながら、「そんなやり方じゃ全く効果ないですよ」って人、ジムでよく見ます。特に、可動域（関節が動く範囲）を大きく使えているかといったことがポイントになる。一般的なジムならとトレーナーや係員が常駐しているのでフォームの確認くらいなら無料で指導してもらえる。特に初心者は最初に正しいフォームを身につけたい。同じ期間トレーニングしても効果が全く変わる。
ジムに行くデメリット
その１：お金がかかる。
最近は無人ジムなど会費が安いジムも増えてきた。と言っても、月間7,000円〜12,000円くらいが相場であり、なんとか体を変えたいと思っている人にとっても簡単な出費ではない。ましてや人の価値観は人それぞれであり、シェイプアップの重要性が低ければ、「勿体無くてそんな金額出せるか！」と感じる人もいるでしょう。ただ、一応解決策はあるので、いくつか紹介しておく。
解決策１ 無人の格安ジムを選ぶ
エタイムフィットネスやジョイフィットなど、最近増えてきた無人型のジムは、いわゆる「大手」の伝統的なフィットネスクラブに比べれればだいぶ安価で利用できる。無人と言っても、毎日日中は「スタッフアワー」と言って数人のスタッフが常駐しているので、わからないことを聞くことくらいはできる。ただ、シャワールームに浴槽がなかったり、ロッカールームの作りが簡易だったりするので、自身の価値観に合うかは見学などして確認して欲しい。最近はあの「RIZAP」が作った「chocoZAP」という月額2,980円のジムが話題沸騰中。
安いからといって侮ることなかれ。マシンこそ簡易なものが中心だが初心者には十分。入会するとスマートウオッチと体組成計がもらえて、効果の実感や継続をサポートしてくれる。毎日のメニューはスマホアプリが作ってくれるので、無人だからって何をやれば良いか迷うこともない。セルフエステやセルフ脱毛も使い放題だというのだから、至れり尽くせりだ。申し込みはスマホで簡単。ぜひ一度Webサイトをチェックしていただきたい！
解決策２ 公営のスポーツセンターのジムを使う
どこの市区町村でも、大体「●●区スポーツセンター」のような形でトレーニングルームを持っており、一回数百円で使うことができる。わたくしパパトレーニーの区営のスポーツセンターのイメージは「鉄のプレート」「錆びたバーベル」「動きの悪いケーブルマシン」のように、30年前からそのまま、みたいな古いイメージだったが、侮ることなかれ。最近は大手のフィットネスクラブを経営する会社が公営の施設を運営委託という形で運営していたりする。つまり、箱は古い公営の建物だが、中身はマシン含めて民間の最新のもの、ということろもあったりする。ぜひお住まいの近くの公営スポーツ施設をチェックして欲しい。
その２：時間がかかる
ジムに行くと、実はけっこう時間を使う！ジムまでの移動→チェックイン→着替え→トレーニング→シャワー→着替え→お化粧→チェックアウト→家までの移動。最初は一生懸命頑張れてもこの時間が積み重なり、次第に億劫になって、ジムから脚が遠のく・・・・。私の妻も含めて、何人もこういった人を見てきた。
解決策
正直、こればっかりはドンピシャな解決策は存在しないのだが、家から徒歩圏内のジムを選び、トレーニングウエアで行き来してジムでは着替えず、ジムではシャワーはもしないで家に帰ってくる。もしくは、寝る前にトレーニングして、ジムのシャワーをお風呂代わりにするなど、通い方を工夫することで多少は時短ができる。また、エニタイムフィットネスや、先ほど紹介したchocoZAPのような無人型のジムの多くは、土足でトレーニングができるので、靴を持ち歩く手間も省けて助かる。
ジムをオススメしない人とは？
パパトレーニーは基本的にはジム推奨派であり、体を変えたいと思っている人にはぜひ通っていただきたい。それでもジムをオススメしない人もいる。まず「ストレッチやウォーキングなど、家でもできるトレーニングがメインの目的の人」だ。先程伝えたように、ジムのメリットは専用のマシンで効率的に鍛えたい部位が鍛えられたり、自重では難しい負荷をかけることができること。そうしたメリットを享受することがないのであれば、お金がもったいないから、オススメしない。そして、「忙しすぎて一定の頻度でジムにいけない人」だ。ミニマム週２回くらいは行かないと、これもまたお金がもったいない。時間がなくて週１回しかジムにいけないなら、週３回自宅でトレーニングした方が効果的だし、「高いお金を払っていながら今週も通えなかった」というストレスが少なくていいだろう。
最後に、繰り返しになるが、パパトレーニーは、ジム推奨派である！一人でも多くの人に、ジムの楽しさを知って、ハマって欲しいし、日本が米国のように、トレーニングが日常にある国になってくれることを願ってやまない。
